プライドパレードを見に行こう!Vancouver Pride Week Festival 2019

Vancouver Pride Week Festival 2019/LGBTQ2

Vancouver Pride Week Festival

同棲愛が認められているカナダで一番のパレードと言えばVancouver Pride Week Festival。

毎年8月に行われていて、今年で41回目になります。

通称ゲイパレードと呼ばれていますが、ゲイだけでは無く同性愛者たちの存在をアピールすることを目的としたPride Weekは世界各地でこの時期に開催されています。バンクーバーの「Pride Parade」は世界各地から参加者が集まり、カナダ西部では最大級の規模になります。

8月のロングウィークエンドと重なる事もある多くの観光客で街自体が活気づく週です。

 

開催日時

2019年のプライドウィークは7月29日から8月5日までで、ゲイストリートで有名なデイビーストリートはこの時期は普段より増して派手になりお祭りムードいっぱいになります。

バンクーバープライドパレード、サンセットビーチで行われるプライドフェスティバル、が大きなイベントです。今回はイベントの一つプライドアットザピアもご紹介します。

 

バンクーバープライドパレード/Vancouver Pride Parade

2019/8/4(日) 12:00pm – 3:00pm

場所は毎年ロブソンストリートで行われています。

3時間にわたり様々なコスチュームを身にまとった人達がパレードをします。

Vancouver Pride Week Festival

Rui
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初めてパレードを観に行った時には行進前に泣きながらハグをしているチームがあって、ちょっと感動してしまいました。

世界でもまだまだ理解されない同性愛。このパレードに参加する事はその人達にとっては大きな意味があるのかもしれません。

2018年はジャスティン首相もパレードに参加しました。

Photo from the star
Rui
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そして驚いたのが、警察官のフレンドリー感!警察官の人達が先導するのですが、ただ先導するだけで無くペイントされた車にちょーノリノリ!ノベルティーを配ったり、みんなに手を振ったり、日本では考えられないなーと。

Vancouver Pride Week Festival

Rui
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この日はロブソンストリートは歩くのが困難なほど人で溢れます、じっくりパレードを観たい方は開催時間前に場所をとっておくのがお勧め!

パレードの始まる周辺は特に込み合うので、後から行く方はパレードの終わる地点(ちょうどロブソンストリートが坂になっている所らへん)は比較的空いていて、後から行ってもパレードを観る事が出来ました。その際はロブソンを進むのでは無く、一本別の道から前方に回り、ロブソンに入るのをお勧めします。




プライドフェスティバル/Pride Festival 2019

2019/8/4(日) 11:00pm – 6:00pm場所はウエストエンドのサンセットビーチで毎年行われいます。

ここではフードトラック、ファミリーゾーン、メインステージ、ビアガーデン等様々などがり、ビーチ沿いのフェスティバルになります。

Photo from Vancouver’s Best Places

Rui
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12:00pm – 3:00pmのパレード後に人が流れるので早めにこちらに移動した方がプライドフェスティバルを楽しむ事が出来ると思います。

 

プライドアットザピア/Pride at the Pier 2019

今年で4回目になるプライドアットザピアはLGBTQコミュニティを祝う無料のイベントで、ノースバンクーバーの造船所でのDJミュージック、ドラッグパフォーマンス、等が行われます。

小さな規模になりますがプライドウィークで最初のイベントになり、フードトラック、ダンス、子供向けので店があり、家族で楽しめるイベントとして愛されています。

Photo from Vancouver’s Best Places

7月30日(火)5:00pm – 10:00pm場所はノースバンクーバーの造船所/North Vancouver’s Shipyards.

近くにはロンズデール・キー飲食店やショッピングを楽しむ事が出来て、観光地の一つでもあります。

Rui
Rui
イベントは5時からになりますが、初めの1、2時間は静かなようなので、5時ごろから周辺、ロンズデール・キーを散策、してプライドアットザピアを楽しむのがお勧めだと思います。

LGBTQ2ってなに?

そもそもLGBTQ2ってなんなのでしょうか? 日本ではあまり馴染みが無い言葉ですよね。

・Lesbian(レズビアン)女性同性愛者

・Gay(ゲイ)男性同性愛者

・Bisexual(バイセクシュアル)両性愛者

・Transgender(トランスジェンダー)出生時の性別と異なる性別で生きようとする人

・Queer(クィア)元々は「風変わりな・奇妙な」と言った意味がありますが、20世紀終盤以降、その侮蔑を向けられてきたセクシュアルマイノリティが中心となって、あえて自身を指す言葉として使うようになったそうです。

・Questioning(クエスチョニング)自身の性自認(自分の性を何と考えるか)や性的指向(どんな性を好きになるか)が定まっていない、もしくは意図的に定めていないセクシュアリティを指します。

・2-spirit(トゥースピリット) カナダの先住民に歴史的に認識されてきた性で、先住民の中で「自分の体に女性の魂と男性の魂が同時にあることを感じている人」や「一般的な”男らしい男性”や”女らしい女性”に見られる特長と異なる、男らしいさ・女らしさをを持つ人」を表すようです。

その他いろいろな意味の頭文字が付いて長ーくなっているものもありますが、LGBTQ2がカナダでの公式な呼び方になります。

 

まとめ

日本ではまだまだ国をあげての同性愛者やトランスジェンダーの人達への理解を深める運動は行われていないのが現状だと思います。

カナダの日本人の方でも知り合いでLGBTQ2の人が数人いますが、皆さん口をそろえて日本より住みやすいと言っています。

しかしカナダの中でもLGBTだけでは無く人種差別はあり、私自身もすれ違いざまに暴言を吐かれたり、田舎の方に行くとより差別が厳しくなるとも聞きました。

多国民が多く生活するカナダだからこそ出来る事なのかもしれませんが、世界的にも理解が広がるとLGBTの人達だけでは無く性への差別が少なくなって行くのではないかと思います。