世界基準の英語テスト IELTSって何?? 学校入学・移民に必須!

IELTS/International English Language Testing System

アイエルツ

日本で馴染みの英語の能力を測るTOEICですが、アジア圏では馴染みがありますが、他の国では知られていないのが現状で、カナダに移民をする際はTOEICのスコアは関係ありません!

永住権、市民権に必要なのは IELTSかCELPIPのスコアで、TOEIC、TOEFLは対象外になるので、永住権取得を目指している人は IELTSかCELPIPテストに合わせた勉強が必要になってきます。

Rui
Rui
移民する時に一番の壁だったのがこの英語のテストでした。まずテストが必要な事も知らなかったですし、IELTSの存在すら当時は知りませんでした。

IELTSの特徴

基本はの教材はイギリス英語がベースになっており、世界中の教育機関や政府機関で採用されている英語力検定試験で、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダなどの英語圏に留学、就労、移住する際必要になってくる資格です。

カナダの学校に入学する際も英語のテストが必要で、各学校により対象のテストのは異なりますが、ほとんどの学校でIELTSのスコアが入学の条件対象になっています。

Rui
Rui
私がカナダに来た時にアイエルツに関していろいろ検索したのですが、まだまだ日本語での勉強資料が少なかったのですが、最近では参考書が多く出てきています。




IELTSの種類

IELTSには2種類あり、アカデミックとジェネラルに分かれています。

アカデミック

アカデミックは学校の授業が英語で問題無く受ける事が出来るかの判断基準になるので、テスト内容は学校の授業に出てくるような内容になっています。

ジェネラル

ジェネラルは移民の申請などに必要なテストで、内容は日常生活に必要な英語が身についているかがの判断基準になっているので、日常生活に沿った内容になっています。

内容の違い

アカデミック/Academicとジェネラル/Generalは全てが異なる訳では無く、リスニング(40問)とスピーキングは同じ試験で、リーディング(40問)とライティングの内容が異なります。

ジェネラルの方が内容的には簡単かなぁとは思いますが、自分が申請する先によって受験する種類が異なるので、どちらが必要かの確認が必要になります。

アカデミックとジェネラルでは使用されている英単語の傾向が違うので、目標期間が決まっていている人は特に必要な種類の試験に向けての勉強が効率の良い勉強法と言えると思います。

リスニング(40問)

IELTSのリスニングは試験時間30分、全部で4つのセクションから構成されています。問題数は各セクション10問ずつで、合計40問です。

IELTSの特徴として、イギリス英語がメインで使われています。

また問題の形式は、解答方法が大きく分けて2通りあります。1つは、単語やフレーズを書き取るディクテーション形式で、もう1つは選択式の解答方法です。

ディクテーション形式ではスペルを間違えなく書き込まなくてはいけないので、単語の綴りもしっかり記憶しておかなければいけません。

問題文も含め、音声は1回しか聞く事が出来ないので、一回で聞いて理解するスキルが重要になってきます。

リーディング(40問)

制限時間は1時間で3つの長文が出題されその中から13、14問出題されます。

だいたい今迄の出題傾向は選択問題、正誤問題、分類問題、要約問題になります。

リーディングだけでは無いですが、問題は後半になるにつれて難しくなっていきます。文字数が多くなり、複雑な文章が多くなる為、じっくり読んでいては制限時間内に終わりません。

いかにポイントを抑えて、文章を読み理解するかが大切になってきます。

ライティング

IELTSのライティングは多くの日本人が苦手にしているようで、その理由がエッセイを書かなくてはいけないからです。

カナダでは中学生時代から学校でエッセイを書く機会があるようですが、日本の場合はどうでしょう?小学生の時作文を書いた記憶はありますが、しっかり分の構成を意識して、文字数以内で完結に分をまとめるという事を小さな頃からするする環境が無かったように思います。

さらにそれを英語で完結にしかも時間内に書かなくてはいけないのは簡単な文であっても練習が必須だと思います。

タスク1文字数は150文字以上、タスク2文字数は250文字以上でアカデミックとジェネラルで内容が異なります。

アカデミックのタスク1は図表やマップなどを分析してリポート形式で書きます。

ジェネラルのタスク1メールや手紙をお題に沿って書きます。

タスク2は同じタイプの問題形式でお題に対して反対か賛成か、反対の立場と指定され、その場合の意見などを話を掘り下げて書きます。

ライティングに関しては自分で採点するのも難しいので、スコアが伸び悩んでいる場合は人にみて貰う事が必須になってきます。

スピーキング

IELTSのスピーキングでは実際にネイティブの試験官と約14分間話し続ける形式で行われます。そして試験内容は以下3つのパートで構成されています。

パート1 自己紹介と日常生活に関する質問(4-5分)
このパートでは試験官が自己紹介した後、受験者の名前を尋ね、パスポートを使って本人確認を行います。その後、試験官が家族、仕事、勉強、趣味などの一般的なトピックについて質問されます。

パート2 スピーチ(3-4分)
スピーチのパートでは、試験官がトピックと言及すべきポイントが書かれたカード(タスクカード)を手渡します。受験者には1分間の準備時間とメモを取るための鉛筆と紙が渡されます。その後、最大2分間のスピーチを行い、スピーチ後は試験官に1,2つ質問されます。

パート3 ディスカッション(4-5分)
最後のパートでは、試験官からパート2のトピックについてより深く掘り下げた質問を聞かれます。

試験官は流暢さと一貫性(Fluency and Coherence)語彙力(Lexical Resource)文法の知識と正確さ(Grammatical Range and Accuracy)発音(Pronunciation)をポイントで採点しており、文章に一貫性があれば、内容が事実でも嘘でも採点には問題ありません。

また、発音は採点のポイントですが、国それぞれのアクセントは採点対象では無いようですので、日本語アクセントを気にしてもごもご話すよりは、しっかりとした発音で大きな声で話す事が採点のポイントになっていきます。




テストの種類とスコアの見方

IELTSのテスト結果は、4技能(リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング)について、それぞれ0~9までのバンドスコアで示されます。

バンドスコアの解釈に関しては公式サイトで確認してみてください。

テスト勉強、テストを受けた私のスコアに対して感想は。。。

0~3は初級 勉強し始めの方ここのスコアを行ったり来たりする。

4,5は中級 ある程度英語のレベルが安定してくるとこのスコアが採れるようになってくる。移民に必要な最低ラインがこのレベルになります。

は中上級 スコアはアカデミックでは学校入学に必要なクリアスコア、ジェネラルではほとんどの移民申請にクリアできるレベルになります。

7~9は上級 ここまでくると上級レベルで6→7にレベルを上げるのはだいぶ難しく、テストでも1問の持ち点が6までは3~4問でスコアが上がるのに対して、7~9は1~2問でスコアが変わるので1問逃しただけで、スコアが取れないという事も。。。移民へのポイント加算も多くなります。

申請するにあたって合格ラインはあるものの、移民に関しては高ければ高い程ポイント加算がされるので、移民に有利になります。

Rui
Rui
私が以前行ったIELTSの対策学校では既にスコア8前後を持っていて、0.5スコアを上げるにはどうすればいいのかという、当時の私には早すぎた学校でしたが、8を持っててもそこまでしてる人がこんなにいるのか、、、と考えさせられました。

 

テストは日本で受けるべき?!

日本でもIELTSを受けられる会場はあるので、移民や海外の学校に行きたい人は日本でアイエルツの勉強をし、クリアスコアを日本で取得しておく事を強くお勧めします。

実際日本でも英語の勉強をするのはなかなか大変なもので、海外に行ってからの方が集中して出来るし上達が早い!と思っている人も多いと思いますが、日常生活で使用する英語とテストに出る英語は異なりますし、まずは別の国に馴染むまで時間がかかります。

元々の英語のレベルにもよりますし、海外に来て語学学校に1年単位で通う事が出来る人は来てからテストに向けて勉強するのもいいとは思いますが、数カ月で一から英語がべらべらになる事はまず不可能だと思います。

スコアをクリアしてから海外に行った方が、滞在期間を有意義に使えますし、海外での生活に馴染むのも始めの大きなハードルでプラス英語のテスト勉強というのは思っている以上にハードな生活になります。

Rui
Rui
カナダでの移民の事を日本で学ばなかった為、IELTSの存在すら知らなかった私。永住権を申請するのに、働きながらのテスト勉強はとても大変でした。IELTSのスコアさえクリアすれば申請が出来る状況だったのにクリア出来ない状況は凄くストレスでした。

試験会場

IELTSの試験会場は全国にあり、住んでいる所の近くの会場を検索してみましょう。

日本での試験会場はこちら

カナダでIELTSの試験を受けるには?

カナダでテストを受ける場合は公式サイトから申し込みが出来きます。

バンクーバーでのテスト申し込みはこちら

試験の種類と費用

IELTSの試験費用は英国へ大学、学士/修士の取得目的での留学を考えて移住する場合、IELTS for UKVIという特別なテストになるので、他の国とは異なるので気を付けた方が良いです。

英国でも高等教育機関は、IELTS Academicを採用していますし、カナダでも学校等はIELTS Academic、移民はGeneralが採用されています。

日本で受験料はIELTS Academic/General Training 25,380円

カナダでの受験料はIELTS Academic/General Training $309.00 (Kitchener, Ontario only) $319.00 (all locations outside of Kitchener, Ontario)

2019年10月現在の受験料になります。現在のレートで計算すると25,380円→$315.77 CDなので、日本で受ける方が少しだけ安くなっています。

Rui
Rui
ちょっと受けてみるか!という感じで受けれる値段ではないですよね、、、。しかしためらっているといつまで経っても受けられない。実際私の友人で模擬でスコアが足らないから、、、と何年も受けていない人が居ます。受験する日を決めて何があっても受ける!!それを目標に勉強プランも組むと良いとやる気も増します!

まとめ

今回はIELTSを初めて知っり、調べている方にIELTSって何なんだろう?という事項をまとめてみました。今は徐々に情報がネットにも多くなってきましたが、当時は調べるのが大変でした。

情報があっても既にスコア7を8に上げる方法など、英語のテストも受けた事が無く、英語勉強もテスト用に本格的にしたことが無い、、、。一から英語を勉強するにはどうすればいいのかお手上げでした。

初めは問題を理解するだけで大変な状況でしたが、オーバーオールスコア5まで行く事が出来ました。

今からIELTSを受けなくてはいけないけど、英語初級、、、。何からしたらいいんだろう?という方に役立つ情報がお届けしたいと思います!