スコアゼロから始めるアイエルツ勉強法!ゼロから始める英語の勉強。
前回の記事でアイエルツとは何か?を書きました。
まだアイエルツに関してどういったテストなのかを知らない方はこちらを参考にしてみてください。
さて今回は移民申請の為、学校入学の為にアイエルツのテストを受けないといけない。。。しかし、今までテストも受けた事も無いし、そもそもどうやって勉強を始めていいのかも分からない。。。。そんな人の為に私がしてきた勉強法を紹介していきたいと思います。
初めに覚えていた方が良いのが、日常英会話と、テストの英語は全く別ものと言うところです。日本語でも略語や正しくない日本語が溢れていると思いますが、英語も同じですし、なんとなくでしゃべって通じちゃってる英語ではスコアはとれません。
私のスコアーは0~3でスタートして、オーラルスコア5をクリアしました。既に5をクリアしている人は参考にならないと思いますが、私が始めた頃は低スコアの人向けの勉強法がほぼ見つけられず、アイエルツの専門ではない英語の家庭教師(学校は働いていて行けないので)をカナダに来た時から週1程度でとっていたのですが初歩の初歩「I am a woman」から始め、先生とあーだこーだしながら勉強していました。
勉強に費やせる時間にもよりますが、4以上のスコアになると、フルタイムの語学学校に1年通うのがスコアを一個上げる目安だとか。。。
移民に必要で既に働いている人には時間も無く大変だと思います。通勤、休憩、休みの日は全て英語の勉強に当てる!ぐらいで無いと、時間はどんどん過ぎていってしまいます。
私は先生ではないので、最適な方法かは正直分かりませんが、フルタイムで働きながら約1年半でオーラル5を取得しました。誰かの参考と働きながらも0からでもスコア5を取る事が出来る!とやる気をだして貰えればと思います。
IELTSの勉強方法
IELTSを受けなきゃいけない!でもどうやって勉強すれば良いのだろう。。。と悩んでいる方はまずは仮テストをしてみるのが一番だと思います。
現在の自分のスコアを知る事で勉強の対策をする事が出来きます。
IELTS模擬テスト
まずは無料で出来るテストに挑戦するので十分だと思うので、無料のリンクをご紹介します。
こちらのサイトは模擬テストだけではなく、IELTSに関する情報が沢山のっているので、参考にすると良いと思います。
こちらのサイトはカナダの移民に関するあれこれをサポートしているサイトでこちらにも模擬試験があります。
模擬試験を受けてみて、大体のスコアは分かったと思います。
別の過去問をもう一度受けてみてもしもクリアスコアが大幅に達成しているようだったら、そのままテストを受けるのもありだと思います。
移民の申請の場合イミグレの条件がコロコロ変わるので、条件を満たしているなら早くテストを受けて提出した方が良いと思います。
[balloon_left4 img=”https://canadawithjapan.com/wp-content/uploads/2019/01/rui4.png” caption=”Rui”]私は勉強中にイミグレが条件を変えて途方に暮れた時期がありました。。。もし、スコアがクリア出来ていたらもっと早く永住権にたどり着いてたと思います。[/balloon_left4]
さて、その結果を踏まえてどんな勉強をすればいいのでしょうか?
0~3は初級
私は初めここでした。
まず全部英語(あたりまえだけど)の問題に、まず英語が読めない!!問題の単語が分からない。。。
IELTSうんぬんの前に基本の英語勉強が必要になります。
確かにテストによって、出される単語の傾向や問題の出し方がありますが、アイエルツの試験だからといって、アイエルツだけの英語が使われる訳ではありません、トイックでもトイフルでも英語の基本は変わりません。
またイングリッシュ英語かアメリカン英語か種類がありますが、レベルがここの人は気にしないで大丈夫です。
まずは中学生レベルの基本の英語、単語をしっかりと勉強すればどのテストでも同じぐらいのスコアが採れるはずです。
基本の英語勉強にお勧めの参考書
学生時代の教材がある人はそれを利用するのもありですが、無い方は基本の英語の参考書を買って分からない事が無いぐらいにしましょう。
私は中高の英語の教科書を併用してこの本を使用していました。このゼロからスタートシリーズは分かりやすいイラスト付きで英語初級の人にも分かりやすく、音声もついているので通勤通学時のも勉強する事が出来ます。
ゼロからスタート英文法 CD付 |
ゼロからスタート英会話―だれにでも話せる基本フレーズ50とミニ英会話45
|
英会話に関しては新しものがでています。
ゼロからスタート英語で話すトレーニングBOOK |
基本の英語の教材は沢山出ていますが自分が良いなと思ったもので良いと思いますが、聞き流すだけで話せる、スラング本、ワンフレーズ英会話等は避けた方が良いと思います。
日常生活ではスラングがいっぱいですが、テストには出てきませんしスラングがスピーキングの試験時に出てきてしまうからです。
また聞き流すだけで英語は話せるようになるとは私は思えません。聞き流し教材は基本の英語が既に理解している上で、どういう時に使うのか、聞いたものを繰り返す話す、聞き取りやシャドーイングには良いですが、まったく英語が分からない人には英語の文を聞いているだけで英語はペラペラにはならないです。
洋楽を聞く人はみんな英語がペラペラですか?お気に入りの曲なら何十回も聞いていると思いますが、英語の歌詞を見ないでその意味を理解し、同じように歌えますか?日本語でもお経や古文をずっと聞いてるだけで意味を理解する事は出来ますか?単語自体が分からなったら理解できませんよね?
ワンフレーズ集等もテストには向いていません、きちんと基本の英文法を理解しないと英単語が変わった途端に分からなくなってしまいます。
逆を返せば文法を理解していれば、何百という単語を入れ替えるだけで何通りもの英文が自分で作れるようになります。
楽して英語を習得出来たらと思いますが、効率的な勉強の仕方は大事ですが、自分の身になるまでは時間が必要です。
スコア3あたりの人はネイティブの5歳児よりも英語が話せないと思います。そんな子供よりも?!と思いますが、ネイティブの5歳児は空っぽな脳の中に既に5年間英語だけを学んでいるんです。
ライティングとスピーキング
ライティングとスピーキングに関しては自己採点が出来ないので、添削サイトや家庭教師の先生などに依頼するしか無いのですが、人に依頼しなくてもライティングはタスク1を文字数を制限時間内にスペルミスの無いように書ききり、残りの時間でタスク2にトライし出来る所まで書く。
スピーキングは問題が理解出来て、文法が間違っていてもいいので、止まらずしゃべり続ける事ができるようになればスコア3以上は出す事が出来ると思います。
4,5は中級
このスコアだった人は英語の基本がクリア出来てきている人だと思います。
基本の英語の復習をしつつアイエルツに沿って勉強を始める段階です。
また移民申請に必要な最低ラインがスコア4、5当たりだと思います。スコア5が申請出来るスコアの場合はスコア5が過去問で安定して出せるようになったらテストを受ける目安です。
アイエルツ対策にお勧めの参考本
今では種類も増えてきたIELTS用の教本ですが日本語の教本はまだまだ他のテストに比べると数は少ない様に思います。
必須の一冊!!公式問題集過去問!!
参考書もいろいろ集めると高くなります。金銭的に一冊に絞りたい、、、と言う人はこれを一番に買う事をお勧めします。
もちろん全て英語ですが、対策等は書いてありませんがどういったテストなのか、配点方法などイントロダクションは書いてあります。
回答もリーディングは全て文章で書いてあって、答えに繋がる文章には線が引いてあり、スピーキングは模範解答がいくつか書いてあります。
解答用紙も実際のよりか小さいですがついています。
毎年問題のパターンは変わるので、まずは最新のものを買う事!そして、新しいものから過去のものに遡って行くと良いです。何故なら最新の過去問に出ている問題形式がその年には出る確率が高いからです。
IELTS11からジェネラルとアカデミックで別れていて音声ありと無しで別れているので、自分の受けるカテゴリーと音声ありの購入をお勧めします。
音声が無いとリスニングのテストが受けられないので音声ありを選びましょう。
ジェネラル14最新音声付
IELTS 14 General Training. Student’s Book with answers with downloadable Audio |
アカデミック14最新音声付
IELTS 14 Academic Student’s Book with Answers with Audio: Authentic Practice Tests (IELTS Practice Tests) |
カナダの図書館には過去問が借りる事が出来るので、カナダの方は図書館に行って過去問を解くのもいいと思います。日本の図書館の情報がは無いのですが、、、世界的なテストですし図書館で検索してみると見つかるかもしれません。
しかし書き込みは出来ないので、1冊は書き込み用に購入する事をお勧めします。
ジェネラル13音声付
Cambridge IELTS 13 General Training Student’s Book with Answers with Audio: Authentic Examination Papers (IELTS Practice Tests) |
アカデミック13音声付
Cambridge IELTS 13 Academic Student’s Book with Answers with Audio: Authentic Examination Papers (IELTS Practice Tests) |
分からない単語や文法に色付けしたり、解説を自分でしたり、とにかく分からない単語、文法を無くす!リーディングのオーディオを聞いて、問題に慣れる事と聞き取れない単語があったら調べる。
しかし、なぜその答えになるか等の回答は一切ないので、自力で高得点を狙う人にはこの一冊だけでは厳しいかもしれません。
もしこの本のすべての単語を理解出来たら、リーディング、リスニングは高得点を取れると思います。
11は書き込み、勉強用にして、一つずつ単語や文法を解読していきました。
次回のテストを受ける日を決めた時には12が出ていたので、2カ月に一度はテストを自宅でし、スピーキングに関してはお題に対してしゃべりながら英語で書き、ライティングと共に後日家庭教師の先生にチェックして貰っていました。
アイエルツの傾向と対策が解説されているのがこちら
【音声ダウンロード付】IELTSブリティッシュ・カウンシル公認問題集 |
全て英語の教本は多くあるのですが、わざわざ英語の解説を買っても理解するのに時間がかかるので、日本語の参考書を買うのが合理的だと思っています。(時間がある方は英語の本を解読するのも勉強になるのでそれもよし!)
日本語での公認問題集で実際の問題に沿って日本語で解説がついています。アイエルツの問題の傾向や注意するポイントなどが分かりやすく書いてあり、アイエルツ対策の初めの一冊にはお勧めです。
テスト本番の回答用紙もついているので、私は毎回家で模擬試験をする時にはこれをコピーして使っていました。
実際の回答用紙を使う事で、問題と解答用紙にずれが無いかチェックする癖をつけたり、ライティングの場合は150文字以上など決まりがあるので、その程度の行数で何文字なのかが数えなくても分かるようになってきます。
ライティングは時間配分も大切になっています。完結に間違いなく分かりやすく書く事がポイントで文字数を規定以上書かなくてはいけませんが、長すぎる文のポイントは上がらず、内容がまとまっていないとポイントが下がる可能性もあります。また、タスク1よりもタスク2の方が配点が高いので、5を安定させるにはタスク2を書ききる事がポイントになってきます。普段からどのくらいの文章が規定数なのかの感覚を身に着けておくのも大切です。
この参考書はアカデミックの問題を使用しているので、ジェネラルを受ける人にはリーディングとライティングは問題が異なるのですが、全体的な解説や問題の出方は共通しているので参考になると思います。
アイエルツの英単語勉強にお勧めなのがこちら
IELTS必須英単語4400 |
スコア別に英単語が分かれていれ、自分のスコアレベルに合わせて英単語が効率よく覚えられるようになっています。
またアイエルツでポイントとなってくる同意表現の単語も一緒に書かれているので一石二鳥!
また、単語の意味だけでは無く、試験に出てきそうな例文も一緒になってるので、どんなトピックスの問題に出てきそうな単語なのかも予想する事が出来ます。
音声付きなので、通勤、通学ちゅうなどの勉強にもお勧めです。
答えを単語で書く問題が多いのでせっかく答えがあっていても、スペルミスで点数を逃す事も多々あるので、言えるだけでは無くスペルミスをせずに単語が書ける事が必須になってきます。またリスニングのテストは音声は一度しか流れません。単語を聞いて意味がパッと出てくるまで聞きまくりましょう。
ライティングとスピーキング
スコア4からスコア5を安定させたい。スコア5からスコア6に上げるには必ず誰かに添削をして貰う用にしましょう。
ライティングに関しては無理に難しい文法を使うよりも、今自分が使いこなせる文法をミスなく使用して、まだ使いこなせない文法はテンプレとしてストックを貯めて行くと良いと思います。
ネットでアイエルツのライティングで使える長いテンプレート等が出ていますが、テンプレをそのまま使用しても採点側は分かるようで、得点につながら無いという話も。。。突然難しい英語を使った文が出てきたらそりゃ不自然ですよね。
お題も過去のものがそのまま出るという事はまず無いと思うので、まるもまる覚えてもあまり使えないと思います。
スピーキングはやはりネイティブの人に問題をだして貰い、答えそれを録音して、間違いを正して貰うのが一番効率的だと思います。
6は中上級、それ以上のスコア
私はスコア6以上を取る前にパートナーで移民申請出来たので、6以上のスコアはとっていません。
スコア6は学校にもよるのですが、公立のカレッジなどに通う時の最低必要なスコアになります。
スコア4、5でご紹介した勉強法で単語の数を増やし、スペルミスを無くすのが、高得点のポイントになります。またスコア6は中上級になるので、文法も高校レベルの文法を使えるようになる事が必要になってきます。
スコア7以上を狙う人はアイエルツの専門の学校に行ったり、アイエルツの家庭教師等を利用する事が高得点を短期間で狙う人には良いと思います。
冒頭で少し触れましたが、以前アイエルツ用の学校に短期間ですが通った事があります。学校に通う為のテストにはクリアできたのですが、授業内容は英語の勉強では無くアイエルツの対策と言った感じで、参加者の歩人達は既にスコア6、7。8.5を9にする為に来たって人もいました。まだその時点でスコア4前後だった私には早すぎた、、、と言った内容でした。
学校では、他の生徒とトピックに対して会話の時間がありスピーキングの練習には良く、ライティングの添削もしてくれ、だいたのライティングのレベルも分かったのでとてもいい経験になりました。
日本にもアイエルツ用の学校がいくつかあるので、成績が伸び悩んでる人は試してみるのも良いと思います。
カナダに滞在中の方は学校もありますが、コミュニティーサイトなどでアイエルツ専用の家庭教師等を見つける事が出来るので、添削や質問をするのに使用すると良いと思います。
まとめ
英語は一日にならず!!また英単語を覚えたり、新しい英文を使いこなせるまでになるには先生や学校を使用している間で覚えるのでは無く自身がどれだけ英語に費やす時間が作れるかで変わってきます。
忘れては覚え直しの繰り返しですが、それを諦めすに続ける事が英語上達のカギになってきます。
アイエルツは自分自身が本当に使いこなせる英語を測るテストだと思います。そのレベルを上げるには全体的な英語のレベルを上げて行かなくてはスコアはなかなか上がらないと言われています。
以前はスコアが5取れたのに次のテストのトピックが全く触れた事の無いトピックでスコア4、3に下がったなんてことも多々あると思います。
地道な努力の積み重ねが確実にスコアを上げるポイントです!
私ももう嫌だーーー!!!!と思う事も何度もありましたし、諦めて日本に帰ろうとも思いました。
しかし諦めてしまったらそこですべてが終わってしまう!とお尻を叩いて寝る暇も無く机に向かっていました。
現在はテストに追われる事は無いですが、カナダで仕事をするにあたり英語との闘いの日々です。銀行、病院、仕事場に置いてもまだまだ自国のように何でも自由に生活が出来ないのが現状です。
しかしやはり世界は広がります!英語の勉強も大っ嫌い!!という訳では無く、むしろ楽しいと思う時もあったり、やはりどんどんしゃべれる事が増えていく事は嬉しいし遣り甲斐にもなります。
最近は小学生から英語の授業があると言いますが、どうして日本は英語を第二言語としてもっと力をいれないのだろうと思います。
他の国に行かなかったとしても、日本でも英語の需要は増えてきていますし、二か国語以上を普通に話す外国人の人が多くいる中でやはり日本人も世界共通語の英語は必須になってくる時代になると思います。
アイエルツの試験が必要で無い人も、英語を話す勉強を始めてみては如何でしょうか?
次回は英語を一から勉強する方法を書いて行こうと思います!