オーガニック・有機野菜を見分ける為のバーコド・ロゴがあるのがご存じですか? 遺伝子組み換え作物って?

オーガニック・有機野菜

最近オーガニック・有機野菜・無添加等食の安全に注目を集める人は年々増えています。特にお子さんが要る方妊娠中の方は食には日頃から注意されてる方が多いかと思います。

特に子供の頃に農薬、化学調味料などを口にしていると免疫力が下がりあらゆる病気の引き金になる事は良く言われている事で、遺伝子組み換え食材に関しても体への影響が懸念されています。

ここカナダではオーガニック・グルテンフリー・NO MSG(化学調味料不使用)の食材、食品が多く取り扱われており、レストランもそれらを意識しているお店が多いです。

日本に居た頃は気にした事が無かった私ですが、カナダに来てからカナダ人の食に対する考え方に私もオーガニックや無添加の商品に興味を持ちました。

旦那さんが日頃の食事に対しとても意識が高く一緒に暮らすようになり私もいろいろ学びました。と言っても、外食はしますしたまにはジャンクフードも食べます。しかし家でのご飯はなるべくオーガニックの食材で加工品、化学調味料は最低限にしています。

[balloon_left4 img=”https://canadawithjapan.com/wp-content/uploads/2019/01/rui4.png” caption=”Rui”]それにしても知れば知るほど日本の食品、コンビニ商品、加工品、調味料、お菓子と今迄食べてきた食品に化学調味料がのではないか?と言うぐらいいろいろな所で使われています。[/balloon_left4]

オーガニック商品が判別できるバーコード

今回はスーパーに行った時にオーガニック(有機野菜)、遺伝子組み換え作物では無いかを簡単に見分ける事が出来る方法をご紹介します。

主に輸入品にはバーコードが貼ってあります、そのバーコドで判断する事が出来ます。

4桁で3か4で始まる番号は化学肥料や農薬を使用している農作物

5桁で9で始まる番号はオーガニックで栽培されたもので化学肥料や農薬は使用していない

各国で基準が異なる?

オーガニック商品に関しては各国で基準が異なり、日本ではJAS(農林水産省認定の機関)が管理していて有機JASマークの付いた商品が認定された有機野菜であり、もし記載だけで有機野菜やオーガニックと記載されているものは認定された商品では無く記載自体も違法となっています。

カナダではCOR(Canada Organic Regime)が管理していてカナダ国内で認定された商品に関してはこのマークが記載されています。

欧米で人気のオーガニック商品を多く扱うパーマーケットのホールフーズではこのマークをみつけました。 これはアメリカの機関の認定のマークです。

Rui
Rui
各国々で認定の基準を共有してそれぞれの国で販売出来る国々もあるので、他の国の作物で販売されている商品は自国での基準をクリアしているものだという証明になります。



遺伝子組み換え作物

5桁で8で始まる番号は遺伝子組み換え作物です。遺伝子組み換えの食品は穀物に多く、大豆、トウモロコシ、小麦、カノーラ、ジャガイモ、リンゴ、大豆、綿、とうもろこし、菜種、さとうきび、ハワイアンパパイヤ、アルファルファ、ズッキーニ等そしてなんとサーモン。

一部の国では販売の禁止されてる国もありますが、日本では表示義務があるのみで販売は可能ですので遺伝子組み換えの商品を避けたい人はパッケージの裏を良く確認した方が良いでしょう。

しかし、家畜を育てるのに使用している餌はどうなるのか?となると日本では遺伝子組み換えの餌を食べていたとしても表示義務はありません。しかし現実、多くの穀物、餌は輸入に頼っており、遺伝子組み換えの作物だからこそ大量に安く育てる事ができ、その家畜も手ごろな値段で販売する事が出来るというのが現実で。無農薬・遺伝子組み換えではない餌で家畜を育てている所は数少ないです。

カナダでは表示義務は無く、見分けるのは困難ですが英語ではGMO(Genetically Modified Organisms)といい、NON-GMO商品をNON-GMO PROJECTとして認定している機関があり判別する事が出来ます。

遺伝子組み換え商品は危険?

遺伝子組み換え商品に関しては様々な意見がかわされており、各国で取り締まり方意見も様々あるようです。

ここで疑問なのが遺伝子組み換えと品種改良って何が違うの?って思いません?もしも同じなら日本のほとんどの作物に当てはまってしまうと思うのです。

そして調べてみると、、、専門知識の嵐、、、ただ大きな違いとして私が理解したのが、品種改良の場合は長い年月をかけて栽培されていく中でゆっくりと形を変えていくのに対し遺伝子組み換えの場合は科学的に必要なDNAを的確に抽出し合体させて全く新しいものを作るという事。

各国で専門家が議論を重ねるものの統一された結果が出ていないのに素人の私が分かる訳が無い!(開き直ってすいません。)

しかし私なりイメージとして浮かんだのが、ドラゴンボールに例えると、サイヤ人の悟空と人間のチチが子供を作り、悟飯が生まれ家族や仲間に助けられながらサイヤ人の力を上回るのと。セルが無理やり強い力を手に入れる為に吸収させて強力な力を手に入れるのの違いでは無いかと私は理解しました(笑) そして悟飯とセルどちらが人に、地球に良いかと言われたらもちろん悟飯であるという事。

体への影響は?

国際機関がガイドラインや国際基準を定めており、各国の食品基準はこの国際基準に則して設定されており、厳しい安全性審査をクリアした製品のみが流通しています。(From バイテク情報普及会)

日本だけでは無く世界保健機関 (WHO) 、米国科学・技術・医学アカデミー、欧州委員会 (EC)等世界700か国以上の検査・研究機関の結果、「体への悪影響は科学的な証拠は無い」とは発表されているそうです。

Rui
Rui
食事にうるさい旦那さんもGMOに関しては余り気にしていないようです、何故ならデメリットの証明が不確かだからだそうです。

じゃあなんで避けようとする動きがあるのか?ですが、これは何十年後に影響がでる可能性があるのでは無いか?という事だと思います。何でもそうですが、何十年後、子孫への影響なんて正直わかりませんよね? 今では様々な常識が新しい研究、レポートなどによりいろいろな事実が覆っています。 そして西洋医学と東洋医学の違いもあると思います。

Rui
Rui
私と旦那さんの医療へ対する考え方の違いはいつも西洋医学と東洋医学の違いで意見が分かれます。西洋医学は科学的根拠があって証明されるもので、東洋医学は体に流れる血や気等を中心に考えられており科学的根拠が無い事が多いので、ここが交わる事は無いのだろうなと思います。

まとめ

オーガニックは体に良いよ!いや、オーガニックは健康に関係ないよ!遺伝子組み換えは避けた方が健康に良い!いや、影響無いって科学的に証明されてるから!などなど、調べれば調べる程双方の意見があります。

どんな情報もそうですが、何を信じるかは自分次第!今回調べて思った事は科学の発展で進化を続ける裏側には犠牲とお金と政治が絡んでいるという事。品種改良にせよ、遺伝子組み換えにせよ、農薬を使って作物を育てなくてはいけなくなったのは何故か。何故なら人間の欲の為である。と私は感じました。今の作物よりもおいしくするにはどうすれば良いかという食への欲、さらに大量に生産し、安く売るにはどうしたら良いか、安く買いたいというお金への欲、輸入・輸出の国際政治。

食の安全に関してもその基準、人体に影響がないレベルの基準を作っているのは国であり、政府である訳で。それを信じ信頼出来る国であって欲しいと思いますが、福島原発の事もありどうも信用にかけてしまっている気が。。。

アトピーや皮膚疾患は免疫力の低下が一つの原因とせれている中で、年々日本で患者数が増えている理由には食べ物に関係しているのでは無いかという意見には私もそう感じます。

実際に日本での食生活を振り返ってみると、農薬や化学調味料を口にしない日は無かったのではないかと感じました。自炊するにも本だしめっちゃ使ってたなー。。。

食は命の源です、やはり何を口にするかで体は変わってくると思います。すべてをオーガニックや遺伝子組み換えでない作物、商品にするには経済的にも厳しいですし、気も使います。

生きている上では健康でいたい!とは誰でも思う事だと思います。その中で何を選ぶのかは自分、又は親次第だな、と改めて感じました。