キズパワーパッドは湿疹、皮膚炎に効果があるのか?実際にやってみた。
あーなおってるー!のCMでお馴染みのキズパワーパッド。私が幼い頃にはかさぶたが出来て茶色くシミが出来てしまうのが当たり前だったのがキズパワーパッドの登場で傷口も早く、しかも跡にならないのを実感した時は少々感動したのを覚えています。
モイストヒーリング(湿潤療法)
傷を治す常識を変えたモイストヒーリング(湿潤療法)は傷口を乾燥させず、かさぶたを作らなくして直す自然治癒力に着目した新しい治療法でキズ口を清潔にし、そこから出る体液(滲出液)を保つことで痛みが少なく、キズは早くきれいに治せます。
湿疹、皮膚炎に効果があるのか?
先にお伝えしておかなくてはいけないのが、BAND-AID(バンドエイド) キズパワーパッドの注意書きには使用上の注意として(2)にきび、湿疹、虫さされ、皮膚炎などの症状。には使用しないように書かれています。
全身湿疹に覆われた後だいぶ症状は良くなってきていたのですが、所々傷口が深く約2年同じところがずーっと治らなかったので、どうにか治らないかいろいろ試してみました。
その一つがキズパワーパッド、使用しないように書かれているからには効果が無い又は悪化の恐れがあるからだと思うのですが、実際どうなんだろうか?って思ってる人の参考になれば幸いです。
今回の写真は実は2回目のトライ。前回は小さいキズパワーパッドで試しましたが液が漏れてきてしまい痒くなるだけだったので、今回は大判で挑戦。
キズパワーパッドを張ると。。。
傷口から出る体液(滲出液)が出て傷部分がプニプニになっていきました。
しかし、まーこの体液出てくる出てくる。。。以前切り傷ややけどに使用した時とはくらべものにならず。
湿疹なので一か所だけでなく、周りの小さな湿疹にも反応しているようで、大判サイズが全部プニプニになるぐらい。
そして痒みも出てくるので、夜中掻いてしまったりも。。。痒くなってしまうので、ずっと張っておくには限界で2日に一回は交換。これを2週間ぐらい続けましたが、結果は、、、
張る前の写真を撮っておけば良かったと。。。実際どうかというと中心部が出血するぐらい深かったのがそれは傷が浅くなってきてる感じはあるものの、逆に傷の周りの皮膚が溶けている感じ。。。
この後はお医者さんに貰ったステロイドを塗って過ごしてみた所。。。
使用前の出血+ぐちゅぐちゅ感というよりは傷が薄くなってきている感じ。
小まめにステロイドとヴァセリンで保湿を続けると。
なんかいい感じに!!
しかし、この後ステロイドとヴァセリンをつかっても完治までは届かず、痒みはのこってるので、また掻いてしまったり、再度キズパワーパッドを試すものの同じく周りの小さな湿疹部分が溶けている感じで逆に広がった感じになってしまったりと、本来の使い方である切り傷等との治り方とはやはり違う結果になりました。
ちなみにもう一か所試していた所はこんな感じ。
元の湿疹の中心部分は別の個所と同様傷が浅くなった感じはありましたが、周りの部分はケロイドみたいになってしまいました。
まとめ
深い傷がずーっと治らなく、切り傷のように跡も残らず治ってくれたりしないかなーと何度か試してみましたが、結果は完治ならず。
あまり良くなる気配が無いのと痒い、そしてカナダにもジョンソンエンドジョンソンのキズパワーパッドは売ってるのですが値段が高くて全箇所、長期になんて使ってられない!というのも完治まで試せなかった理由。
湿疹や皮膚炎は過剰に免疫反応を起こしまってる状態で修復機能も正常に働いてくれない。あの痒い体液も本来なら傷を修復してくれるはずが必要以上に分泌されてしまう為にぐちゅぐちゅが一向に良くならない。
正常な皮膚組織の場合傷が出来ると自然に修復するように皮膚組織が頑張って直してくれる、それをサポートするのがキズパワーパッドの本来の役割であって、根本的に修復機能が正常に働いてない皮膚には効果はないって事かなって自分なりの答えを出しました。
完治への近道になれば良いな!と思いましたが、お勧めの方法とは言えない。といった結果です。
切り傷、やけどなどにはモイストヒーリング(湿潤療法)はお勧めなので、まだ試した事の無い人は試す価値ありです!