カナダのタックスリターンを簡単に説明、申請しましたか? 学生も必須です。
タックスリターンってなに?
日本にいる「確定申告・年末調整」などは聞いて事はあるでようか?会社に勤めていた人は年末調整、フリーランスや派遣やアルバイトの人は確定申告をしていたと思います。
確定申告・年末調整と同じでカナダではタックスリターンと言います。
私も今年で4回目の申請になります。
日本と同じ?
日本と大きく異なる事は全ての国民が自分でタックスリターンを行わなくてはいけません。
州によって控除される項目や金額が違ってきます。
申請しないといけない人は?
住んでる人は全員申請する事。
日本の場合収入によっては申請しなくてもよかったりしますが、カナダの場合は旅行者(Visitor VISA)で入国している人以外は収入が無かったとしても申請する事をお勧めします。
収入が低くても低収入である事で受けられるベネフィットも変わってきますし、返金されるケースが多いです。
学生も対象内で大学・専門学校等のPost-Secondary Program在学の人が申請すると学費の一部が返済される事もあるのでT2202Aという書類を学校から発行して貰って提出しましょう。
特に永住権の申請やワークビザの申請を予定、考えてる人は必ずしておいた方が良いです。
カナダではCRAが税金関係をまとめている所になるのですが、もちろん政府の管轄になるので、移民審査などに影響を及ぼす可能性があります。
またもう一生カナダには来ない!!!!と言う人はいいかもしれませんが、またカナダに観光でも来たいと思っているのであれば申告する事をお勧めします。
また家族がいる場合は家族で申請する事で控除される項目が増えるので、家族で申請した方がお得です。
今回のコロナの影響でCERBを受け取った人は2020年分の収入になるので、来年のタックスリターン時に受け取った分も納税しないといけないといけません。
いつまでに申請しないといけないの?
毎年通常会社務めなら4月末までの申請です。
2019年分2020年のタックスリターンの期限はコロナの影響により、無利息での延期が決定しています。
個人(信託以外)の場合、提出期限は2020年6月1日まで延期。
また、未払いまたは分割払いの新しい所得税残高は、利息たは罰金を発生させずに2020年8月31日まで延期することも許可します。
個人事業主の人などは一年の税金をこの時に支払う為今回の処置がなされたのだと思います。
必要書類
必要書類は各個人で必要なものが異なります。
- T4(日本でいう源泉徴収票)/ 日本でいう源泉徴収票で収入がある人は必ず貰えるもので雇用主から毎年1月~2月に渡されます。
- SINナンバー/ Social Insurance Number
- T1 General(申請用紙)/ 郵送の場合は1月末頃から郵便局や税務署、ドラッグストア(郵便局の出張所がある店)などで配布されます。現在はオンラインが主流なので、申請用紙作成ソフトを使用して作成します。
- その他追加書類/ 学生の場合はT2202A、利息収入がある人はT5、交通費、医療費、経費等各個人の状況、住んでいる州によって異なります。
申請方法
郵送で申請
1月末頃から郵便局や税務署、ドラッグストア(郵便局の出張所がある店)などで配布されます。それに必要事項を記入して、CRAへ郵送。郵送の場合還付金を受け取るまでに4~6週間。
オンラインで申請
T1 Generalを作成するソフトを使用して、申請用紙を作成それをCRAへ提出します。
オンラインの場合還付金を受け取るまでに約2週間。
このソフトは無料のものから有料のものまであって、ワーホリでその他の収入が無い場合は無料のもので十分申請出来るようです。
自分で申請した方が詳しく申請方法を書いてくれてるので、自分で申請を考えている方は参考にしてみてくください。
委託する
自分で申請するのはちょっと不安、という方は委託する事をお勧めします。
私は初めの2年間はタックスリターンお助け隊というところに依頼しました。
当時英語が全くダメでしたし、タックスに関しても知識がなかったので、依頼する事にしました。
他にもボランティアでタックスリターンをサポートしている所や現地の会計士に相談したり、英語が心配な人は日本人が居る会計事務所やタックスリターンお助け隊のようにな所に依頼する事をお勧めします。
注意点
ワーホリの人
ワーホリの人の場合滞在延長をしない場合、タックスリターン時、返金受け取り時にはカナダを離れてる人も居ると思います。帰国の際は銀行等を締めないといけないですし、チェックで受け取るにしてもそれを郵送してくれる人、チェックを日本で現金にしないといけい、また1月まで働いていてすぐに帰国にした場合は次の年の確定申告が必要になってきます。
現住所以外(日本も含む)へ郵送をしてもらう場合は、その申告用紙(T1132)も必要です。
働いている場所によっては直接委託会社に送ってくれる所や、翌年にEメールで送ってくれる所などもありますが、T4にはSINナンバーが記載されています。SINナンバーはとても大切な個人情報になるので取り扱いに厳重注意し、自分が帰国後もタックスリターンに関してどうすればいいのか、処理をしてから帰国するようにしましょう。
CRAアカウントを作る!
後になってから知ったのでですが、SINナンバーを受け取った時点でCRAのオンラインアカウントを持つことが出来る(市民権・永住者のみだと思ってました)ので、SINナンバーを取得したらCRAオンラインアカウントの登録する事をお勧めします。
何故かというと、住所変更、振り込み口座の変更などをした場合、タックスリターン時に新しい住所を記載しただけでは反映されないからです。
実際は反映されるのかもしれませんが、私は自分で申請するようにしてから、申請時に新しい住所、振り込み口座等を更新して申請したにも関わらず、Notice of Assessmentもタックスリターンお助け隊に届いてしまい、さらに還付金までまた後日に向こうに届き。。。
しかもこのCRAアカウントの初めのログインが上手く出来ず(他の人もロックがかかっては入れないなどトラブルを良く聞きます。)電話で問い合わせて、手続きをして。。。と凄く面倒でした。
SINナンバーの取得方法はこちらを参考にしてみてくだいさい。
CRAのオンラインアカウントの登録方法はこちらを参考にしてみてくだいさい。
まとめ
タックスリターンに関しては既に様々な役立つ情報がネットにあるので今回は、ポイントと注意点を主にまとめてみました。
日本でも確定申告は自分でやるとなると大変ですし、それに英語となると専門用語も多くなるので、未だに私には難しいです。
さらにカナダには多くのベネフィットがあるのでそれを有効活用するにはその情報を理解できる英語力と情報収集力も必要になってきます。
ワーホリ、学生でもGSTクレジットの還付などもあるので見逃さないようにしたいですね。
私はワーホリ、ワークビザの時にこのGSTクレジットが還付されていたのか不明なので、今後遡って調べてみようと思います。