新型コロナウイルス感染症 カナダの現状 / Corona virus/ COVID-19【2020年5月27日まで】

ほぼロックダウン状態になってから2カ月半が過ぎバンクーバーは少しずつ規制が緩和されてきました。

まだ在宅勤務、再開できない業種も様々ありますが毎日のニュースにもコロナ以外の情報や、明るいニュースが増えてきました。

感染者数 5月28日(27日カナダ)詳細人数

ブリディッシュコロンビア2,541人/死亡者161人、オンタリオ26,483人/死亡者2,155人、ケベック48,598人/ 死亡者4,139人、アルバータ6,901人/死亡者139人、サスカチュワン634人/死亡者8人、マニトバ281人/未確定11人/死亡者7人、ニューブランズウィック122人、ノーバスコーシア1,052人/死亡者59人、プリンス・エドワード島27人、ニューファンドランドとラブラドール260人//死亡者3人、ユーコーン11人、ノースウェスト5人、海外で感染が発覚されカナダに帰還した人13人。合計で86,928人。未確定の人数11人。死亡者6,671人。

この一カ月で感染者が大幅に伸び続けているのが、アルバータとケベック。なかでもケベックが18,357人/死亡者877人(4月20日)から現在48,598人/死亡者4,139人と現在も伸び続けています。

※カナダ政府の公式ホームページから午前に発表されている数を前日の日付で記載しています。

カナダの現状

カナダ全土でだいぶ州によって感染者が違いがあり、規制の厳しさも変わってきました。

国としては個人、企業への給付金、補助金をしてきましたが、個人への給付金が最大で4カ月なので、初めから申請している人は残り5週間で終了してしまします。

ブリディシュコロンビアの対策

5月27日現在ではブリディッシュコロンビア新しい感染者は11人と以前より減少させる事に成功していて、現在入院患者数は37人、ICU 7人と重傷者の数も減り、医療崩壊せずに山を越えました。

5月1日から少しずつ公共施設が使用可能になって来ていて、5月19日から使用禁止であった公園の日中の使用が許可、レストランやその他のお店もガイドラインを守る事を条件に再開が可能になりました。

Rui
Rui
パディオのあるお店では利用する人達の姿も見られます。

個人での集まりは2人から6人の小さなグループで集まるように呼び掛けてます。

学校は試験的な再開が始まっていますが、本格的な再開は夏休みあけの9月からを予定です。

少しでも体調が悪い人には家にいる事を呼び掛けており、特に高齢者への接触には十分に注意するように呼び掛けています。

未だに国のボーダーは開いておらず、緊急で国外から戻ってきた人に対しては2週間の自己隔離を義務付け、海外旅行の再開はワクチンが出来るまで行わないそうです。

未だに感染者がゼロにはなってはいないですし、2度目の感染増加を起こさせないように予防対策はしっかりして、規制が再度厳しくならないように、一人一人が気を付ける事が今後の生活がより自由になってくる近道なのだと思います。

アジア人への攻撃

コロナウィルスが中国から感染拡大した事を理由に各国でアジア人への攻撃「ヘイトクライム」が問題になっています。

カナダでは様々な国の人達が集まる移民国であるのか、多発している訳では無いですが、アジア人の女性、お年寄りが、突然殴られたり、お店から放り出される等の事件が起きており、注意を呼び掛けています。

日本でも自粛警察なる人達が行政による外出や営業などの自粛要請に応じない個人や商店などに対して、攻撃をする事が問題になっています。

行政のルールを守った上での行動であっても攻撃を受けるのはなんとも理不尽な事だなと思います。

それぞれ今回のコロナに対する考え方は異なると思いますが、憎むべき、戦うべき相手はコロナであり、人では無い。

[balloon_left4 img=”https://canadawithjapan.com/wp-content/uploads/2019/01/rui4.png” caption=”Rui”]不安という恐怖が生み出した行動はコロナよりも恐ろしいなと感じました。[/balloon_left4]

パンデミックによるロックダウンの理由

世界的なパンデミックになってしまった今回のコロナ。

全世界の人達が少なからずとも、精神、肉体、仕事、生活などに影響が出ていると思います。

当初は特効薬、ワクチンが無い状態で、医療崩壊をさせない、死者を出さないように各国で独自の対策が行われてきました。

私は3月に日本から帰国してきた後にブリディッシュコロンビアはまだ数名の患者数でしたが、ほぼロックダウン状態になりました。

初めはどんな予防策が効果があるのか、何が良くて、何がリスクが高いのか、みんな手探りで不安な状態だったと思います。

しかし、現在は街を歩いていてもお互い距離をとったり、人数制限で人が密集しないように、みんなが気をつけているのが目に見えます。

これがStay at homeの大きな成果じゃ無いかなと思います。

厳しく規制をして、気をつける事を一人一人が意識するようにさせる。
ワクチンが出来るまでは感染を予防するしか方法が無い中で、一番効果があるのは一人一人の行動。
このままずっと厳しい隔離生活は経済的にも無理な話で、共存していかなくてはいけない。

Rui
Rui
今回の事で国、国民の色が目に見えて実感できたなと思います。

まとめ

カナダでは州によって大きな感染者の差があり、完全に終息したとはまだまだ言えません。

しかし、このままでは精神的にも、経済的にも生き残っていくのが困難になっていく。

規制の中でどうやって生き残っていくか、生活をしていくか新しい取り組み、一人一人の協力、知恵、努力そしてお互いを思いやる心と行動がコロナを乗り越えていけるカギになるのでは無いかと思います。

日本がロックダウンをせずに爆発的な感染をしていない理由は世界の専門家でも解明されておらず注目を浴びています。

感染者、死亡者は出ている中で、日本では風邪と同じだと未だに言われているようですが、明らかに違うのは死に方だと私は思います。

感染して入院したら重症化して死んでしまっても誰にも会えずに死んでいく。
突然死や事故、他の病気でも死に目に会えない、苦しんで亡くなる人も居ると思いますが、自分が気を付ければ感染リスクは下げる事が出来る。

目に見えな分不安や恐怖はあると思います、私も免疫障害があるので重症化の確率が高いので全く恐れていないかと言ったら嘘になります。

しかし、恐れていては何も出来ない。

大切なのは試行錯誤しながら前に進む事だと感じます。

インフルエンザよりも死亡者が少ない、コロナが流行してからインフルエンザの死亡者が減ったというデーターがあります。

コロナの影響でインフルの患者数も減った。インフル以外でも感染系の数も減っているのでは無いかと思います。

これはコロナがそれほど怖い病気では無い事を表すものでは無く、みんながコロナの影響で予防を始めた結果なのでは無いかと私は思います。

Rui
Rui
まだまだ予防はしっかりとし続け出来る事をやって、あの時は大変だったと過去の話になる日が来ますように。