東京オリンピック延期決定までの数日間。
コロナの影響で開催か延期か中止か。開催の雲行きが怪しくなってきたオリンピック。今までは予定通り開催すると強気の姿勢だったIOCがやっと延期の道を考え始めていました。
延期を含めた検討を始める
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて東京オリンピック・パラリンピックの開催に懸念が広がるなかIOC=国際オリンピック委員会は22日、大会の延期を含めた具体的な検討を組織委員会などとともに始め4週間以内に結論を出すと発表しました。
カナダが出場辞退
同日カナダがカナダのオリンピック委員会は2020年の東京オリンピックが予定通り7月に行われるならば出場を辞退すると発表し、1年の延期を要請しました。
選手、選手の家族だけでなく全国民の健康を考えての決断と説明。
現状カナダは閉鎖状態。カナダ人、永住権保持者以外の入国は禁止、海外へ居る人も帰国を呼び掛け、出国もしないようにと呼びかけているしている状態で、カナダの首相は最低でもあと1ヶ月は他人との距離を2メートル保つ等の「ソーシャルディスタンスィング」を守らなくてはいけない状態だと発表しており、他人との接触を極力抑えるようにと呼びかけているような状況で、3か月後に日本にオリンピックに選手・応援の人達が大量に日本に行くという事は行った人達の健康、またはその人達が帰ってきた時の新たなる拡大を懸念しての決断だと思います。
東京オリンピック延期決定!!??
延期を検討する時間として1ヶ月くれー!!と発表した翌日、アメリカの全国紙「USAトゥデー」のニュースを発見。
見出しは「IOC member says 2020 Tokyo Olympics will be postponed because of coronavirus pandemic」
しかし、日本のニュースは、東京時間3月24日早朝にアメリカの全国紙「USAトゥデー」はIOC委員が「延期は決定された」と発表があった。他にも東京五輪「延期決まった」 最古参のIOC委員、米紙に。等の見出しを見つけ。
しかしよく読むと、IOCのディック・パウンド委員という方が電話でインタビューに答え、「IOCが持っている情報に基づいて大会の延期は決定された。大会は7月24日に始まることはない。これから延期による甚大な影響を処理することになる」と述べたとありますが。
このディック・パウンド委員 IOC理事会のメンバーからは外れている ようで公式に発表された訳では無いようです。
3月24日 延長公式決定!!
IOC=国際オリンピック委員会は24日夜8時に臨時の理事会を開き、バッハ会長と安倍総理大臣とで合意した東京オリンピック・パラリンピックの1年程度の延期を承認しました。
中止は今後も無い事と1年程度の延期と来年夏までには開催することなどで合意しました。
まとめ
やっと延長が決まったと言った所でしょうか。
現在、中国・日本ではコロナウィルスは落ち着きをみせているようですが、他の国では増加している状態で、イタリアも死亡者数は止まっていませんし、アメリカ、カナダも患者数は増え続けています。
患者数だけでは無く、経済にも大きなダメージを受けていてカナダのオンタリオ州では失業保険申請者が50万人を超し、アメリカでは利息がマイナスになったりと数えたらきりがない程今迄にない事態になっています。
今月の家賃が払えない人が増加するなか、どれくらいの人がオリンピックを見に行ったり、楽しむ事が出来るのでしょう?
日本はオリンピックが開催されない事での経済ダメージは大きいと思いますが、開催したところで世界からバッシングされる事は間違いないかなと思います。
さらにオリンピック開催の為に患者数を増やさないようにしているという事も良く耳にします。これが本当であって欲しくは無いですが、グレーな部分が多すぎて、中途半端で不安を煽る結果になっていると思います。
1年後日本人、全世界の人が心配せずに日本にオリンピックを楽しめに行けるように、福島の問題も含め解決の方向へ進んで欲しいなと切に思います。
カナダのコロナの現状はこちらをチェックしてみてくだい。