新型コロナウイルス感染症 カナダの現状 / Corona virus/ COVID-19【2020年4月21日まで】

2020年4月21日

日本でいう緊急事態宣言が出されてカナダは約1ヶ月が経ちました。

まだ感染者は全土では増えつ続けていますが、ブリディシュコロンビアでは感染者が減り目標だった流行曲線を平坦にする事が出来ています。

現在の状況を書いて行こうと思います。

今迄のカナダのコロナウイルスの現状はこちらを参考にしてみてください。

感染者数 4月21日(20日カナダ)詳細人数

ブリディッシュコロンビア1,618人/死亡者78人、オンタリオ11,184人/死亡者584人、ケベック18,357人/ 死亡者877人、アルバータ2,562人/死亡者51人、サスカチュワン314人/死亡者4人、マニトバ245人/未確定8人/死亡者5人、ニューブランズウィック118人、ノーバスコーシア675人/死亡者9人、プリンス・エドワード島26人、ニューファンドランドとラブラドール257人//死亡者3人、ユーコーン9人、ノースウェスト5人、海外で感染が発覚されカナダに帰還した人13人。合計で35,383人。未確定の人数9人。死亡者1,611人。

[balloon_left4 img=”https://canadawithjapan.com/wp-content/uploads/2019/01/rui4.png” caption=”Rui”]ケベック、オンタリオは感染者が相変わらず増えているので、死者の数も増加しています。[/balloon_left4]

※カナダ政府の公式ホームページから午前に発表されている数を前日の日付で記載しています。

カナダの現状

外出は禁止されてはいませんが「Stay at home」を呼び掛けており、必要時以外の外出をしないように呼び掛けており、お店も生活必需品以外のお店は閉まって居ます。

スーパーや薬局等空いているお店もソーシャルディスタンスィングを守れる体制をとっていて比較的安心して買い物に行く事が出来ます。

ソーシャルディスタンス/ social distance ソーシャルディスタンス/ social distance ソーシャルディスタンス/ social distance

またレジにはプラスティックのシールドがあり、飛沫感染を防ぐ対策も行われています。

ソーシャルディスタンス/ social distance

公共施設は閉まっていて、公園は遊具は使用禁止で、しまっている所もありますが、駐車場を使用禁止にして、人が来られる人数を制御して開放している所もあり人との距離ををキープするように呼び掛けていています。

レストランは今の所以前と変わらず、テイクアウトかデリバリーのみです。

いろんなレストランやお店が独自でデリバリーを開始していて、利用できる所が多くなりました。

学校は未だに閉鎖しており、ホームレスの人達が空いた学校に居座り問題になっています。

カナダでは暴動などは今現在は起こっていません。

多くのお店は閉まって居る間に盗難被害にあわないようにウィンドウを板で覆ってます。

私の近所のスーパーの商品はトイレットペーパー、小麦粉は品薄ですが、他の商品に目立った欠品はありません。

カナダ政府は4月いっぱいは現状を変える予定は無く、今の対策を続ける事を決めています。

ブリディシュコロンビアは先週アルバータの州陸伝いの堺を閉鎖して、行き来が出来ないように対策をしました。現状感染者が減っている状態で新たな感染者を増やさない為だと思います。

現在国内の飛行機は運行しているものの本数は少なく、緊急時以外の使用を避けるように呼び掛けています。

現段階でも毎日コロナの感染状況により、対策も変化しているので、最新の情報をチェックする事をお勧めします。

カナダ政府公式サイトはこちら。

ブリディシュコロンビアの対策

最近では外に出る人にもソーシャルディスタンスィングを気にする人が多くなったと感じます。またマスクを着用する人も多くみられるようになりました。

外で出来る事と言えば散歩かサイクリング等ですが、人が多く集まるスタンレーパークでは駐車場の使用禁止、片側一車線を封鎖して自転車専用にして人との距離を保てるようにしています。

Rui
Rui
ゴルフ場も解放している所が多く、使用していないゴルフ場を芝生が綺麗に生え、ピクニックや散歩を楽しむ人も居ますが、人とすれ違う事もないので最近はお気に入りの場所になっています。

国民へのサポート

カナダではコロナウイルスの影響で収入が下がった人、職を失った人、又は子供の学校閉鎖により働きに行けなくなった人などへ条件を満たしている人は最高4カ月、月2,000ドル(約15.5万円)を給付しています。

この給付はSINナンバーという日本でいうマイナンバーを持っていると自分のオンラインアカウントがあり、そこから申請して、祝、休日を除いた3日後に給付されるようになっています。

通常税金の申請、タックスリターン(確定申告)、年金等を管理している部署が今回の給付に関しても管理しており、もし条件に当てはまらない人が申告したり、不正受給が発覚した場合は返金(多分来年の確定申告時に差し引かれる)する事になっています。

以前までは収入が全く無くなってしまった人のみの給付でしたが、今後は収入が1,000ドル以下の人も受給する事が出来るようになり、フルタイムで働く事が出来ない人でも働く事が出来るようになります。

Rui
Rui
少しでも収入があったら貰えないの?!それじゃ働ける時間、収入が得られるぐらい状況が安定するまで、働いた方が生活苦しくなっちゃうじゃない?!と悩んでいたのですが、これで仕事場が徐々に再開され始めた段階でも働きだせるようになりました。

他にもタックスリターンの時期と重なったので、無利子の延長、家賃のサポート、光熱費なども無利子の延滞等の処置を行ってる他、各銀行もローンの返済を無利子で延長する等しています。

また各企業にも規模にあわせて給付、貸付のサポートが行われています。

まとめ

1ヶ月が過ぎて生活に慣れてくる反面、今まで溜まっていた雑用も終わり、時間が余ってきます。

気温も上がってきて、気候も良く通常なら外へアクティビテーに行ったり、テラスでみんなで集まったりを楽しんでいる時期。。。

生活に不便はそこまでないもののやはり「窮屈」といった感じがします。

また、カナダの産業である石油の値段が下落していて、今後本当にどうなってしまうのか。。。

現在第一回特別給付金を受け取った国民の数は約600万人。今後の感染拡大と政府の対策によって需給する人は減るのか増えるのか。

日本と比較すると海外は補助金が多いと比較する人も居ますが、通常でもカナダは税金が高いです。

また現在バンクーバー市のお金が底をついてしまい、今後どういう対策をするのか注目しています。

今後コロナが落ち着き、経済が良くなって行った時、この対策費がどう生活に影響を与えるのか。。。

今後の生活の影響を最小限に抑える為にも、感染者を出さないようにするのが今私達が出来る最大の事なんだと思います。

「Stay at home!」